「累」で知った田邊剛さんの短編集。
評判通り、装丁が素晴らしく、内容も満足いくものでした。
それは田邊剛にとってこの作品がデビュー作品集だから。
累でも言いましたが 新人でこれは、ものすごい。
本当に衝撃だと思う。この先彼が成長して描く漫画を想像すると それだけで垂涎の品なのではないかと思える。
そんな未来も全て込めて「スバラシイ」と私は評価します。
不勉強ながら、累の「真景累ヶ淵」に続き、このアウトサイダーで描かれているラヴクラフト、チューホフ、ゴーリキーすべて読んだ事がございません。
だからこそ面白かったと思えるのかもしれない。それは判断しきれません。
少なくとも、これを読んで私は原作に興味が湧いたので 良しとします。
そして呪画シリーズ。
和製ホラーの雰囲気はもうこの時点で確立されていますね。
絵の雰囲気の怖さだけでなく もっと心情からくる恐怖みたいなのが欲しかった所ですが 単純に、累はこの時よりも成長してるなぁーと感じたので これはこれで良いと思います。
和製ホラーも良いけど洋風ホラーも個人的には捨てがたい。
こっちの方は絵がもう少し良ければなぁ…
絵の相性的には和製の方がいいのかもな。
きっとこの人は今後もホラーの方向性で行くのかもしれないけど 個人的にはもっといろんな分野の話を描いて欲しいと思う。
そうすると10年後、20年後、ものすごい鬼才に化けるんじゃないか。
それくらい先でも全然待てる。久々に「応援したい漫画家」じゃなくて「期待する漫画家」さんに出会えた気がします。
とりあえず、次の作品が楽しみです。
参考までに累の感想はこちらから
2008年04月13日
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