2008年05月15日

月館の殺人 上下巻/原作 綾辻行人 作画 佐々木倫子

ずっと気になっていたのですが 忘れてました。
気がついたら ブックオフでも100円で売っていたので ようやく手に取る事が出来ました。

綾辻行人と佐々木倫子の異色コンボミステリ、そしてこの凝った装丁で

100円で購入がどれほど冒涜行為なのかは…読んでから痛感しました。
気になった瞬間本屋で購入すれば良かったー。


内容紹介

まだ見ぬ祖父に会うため、生まれて初めて鉄道に乗車する沖縄の女子高生・雁ヶ谷空海。
雪の北海道を行く特別急行〈幻夜〉で、彼女を待ち受ける運命とは…? 
未曾有のタッグで贈る、至極の鉄道ミステリ



こればっかりは多少なりのネタバレをしていかないと感想が書けないのでご了承ください。
犯人は伏せますので><

私の中で佐々木倫子さんといえば ギャグのようなすっとぼけたキャラを描く印象があって この主人公、空海もなかなかすっとぼけたお嬢さんだと思っていた。
そんな雰囲気のなか ミステリが成り立つのかと 心配していたが 全くの杞憂。
綾辻行人の小説を読んだ事がないから 彼の魅力がどこまで表現されているかどうかは私にはわからないけど ミステリ漫画としては とてもいい作品だと思います。

それにしても騙された騙された。振り回された振り回された。
しょっぱなから 日置くんが殺されてしまって本当に悲しかった。
私も主人公と同じ気持ちで日置君カッコいいと眺めていたのに…どうして!はやいよ!
私もボーゼンと立ち尽くしましたよ!
その後はもうただ展開についていくしかありませんでした。
犯人とか考える余裕はありませんでした。

全体的な作品の重さなんかは 若干足りないのかなぁとも思いますが 重さに重点を置くなら 佐々木先生で描く必要はないと思うので そこは敢えてのものだったんだと思います。
ミステリなのに、佐々木先生テイストが加わって なんだか愉快に見える所がある。

途中、死ぬ人の数が加速していったので この長さに収まりきるのかどうか不安になりましたが 最終的にはあっさり、きれいにまとまり、終わりました。
解決の所だけ 紙の色がグレイになってるんですよね。流石コズフィッシュ、凝ってます。

それにしてもちりばめられた「テツ」ネタは面白かった。
私自身興味はないし 知り合いにテツもいないけど それでも面白かった。
テツが手のひらを返す瞬間が特におかしかったなー。
犯人を捜している真っ最中という緊迫した画面でこんなネタをちりばめてくるとは…
さすが佐々木先生です。

長さ的にもちょうどいいし ミステリにしては 軽い気持ちで読めます。
漫画だから読みやすさも十分だし お子様にもおすすめできるステキな一品です。

やっぱり好きだなー佐々木先生。
いつかちゃんと読もーっと、綾辻先生の小説も。
ニックネーム 赤魚 at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) |
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