2006年07月06日

死刑囚042全5巻/小手川ゆあ

これは去年 このブログを始めてすぐくらいに 読んだものです。
そして今日、久しぶりに本棚から取り出して読みました。
だから当然ブログに書いていたわけなんですが…

結構いろいろ考えさせられる話のはずに何故か私の感想が軽い!
でも同じブログに二つ同じ漫画の事載せるのも悩む所なので 前の記事削除で手を打ちました。

削除したからにはちゃんとした感想書きます!

死刑囚042で


「しけいしゅうオシニ」と読みます。
未だに納得がいかない…オシニって…なんかダサイよ…。

それは置いておいて、内容は死刑囚が実験のために学校でボランティアをするという話。
何故かと言うと 死刑が廃止になるので死刑のかわりになる刑罰はないか?ということで国民に死ぬまで無償労働。それが可能かどうかの実験をする。というお話です。

実験をとおして「042号」が外の世界で色々な人に触れて人間らしさを取り戻していく、そこが何より魅力的です。これは元々042号がとてもいい人だったのでしょう。7人の人を殺しましたが… これだけ読むととてもいい人のような気がして…
多分椎名さんもそう思うからこそこんなに仲良しになったんだろうな。

「実験」と言うならこれは正確なデータが取れているとは言い切れない節があります。
本当に死刑囚はこんなにいい人ばかりではないだろうし それこそ043号みたいな人の方が多いわけだし。
053号も事故さえなければ…椎名さんのカウンセリングを受けていたらきっと色々なものを取り戻せたんだろうなと思います。

そう考えると椎名さんってすっごい有能な人だね。あの人以外が無能なだけかもしれないけど…。

死刑囚とかかわり合うって まず普通じゃあり得ないことで いろいろ考えさせられます。
「死刑囚」をどうするべきなのか、この漫画を読むと本当にわからなくなります。
やっぱり被害者の立場もあるわけで、山口さんはあれで良かったのかもしれないけど 他の遺族の方はこうもいかないわけで042号以外の場合はどうするのか 難しいです。

実際042号が外に出て働いているのが辛い労働かどうかは疑問な所だし 人間の心を取り戻して罪を償うってことかもしれないけど、本当にこれが死刑に相当する刑なのか 私にはわからないです。
ただ042号にはいいことだった、と そういう感じですかね。
彼は人間と接することで命の重みや罪の意識が芽生えていく人だから 彼に限ってはとても良いことだったのだと思います。

だからこの話は死刑囚を取り巻く話ってよりは イチ死刑囚042号の話と受け取った方が良いんだと思いました。

本当に042号の周りの方々はあり得ないくらいいい人ばかりです。

でも本当に周りが暖かかったからこそ 最後があまりにも冷たすぎて悲しかったです。
自分なら どうなるだろう、ユメの立場だったら、あの学校のイチ生徒だったら、あやのさんの立場だったら、研究員の立場だったら…考えたらきりがないけど 辛いものがあります。
これは是非いろんな人に読んでほしい漫画のひとつです。
私のよくわからない感想だけでなく本物を読んで何か感じてほしいな…なんて思います。
ニックネーム 赤魚 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) |
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