2007年10月30日

ZOOKEEPER 1〜4巻/青木幸子

ちょっと放っておこうと思っていたら気がついたら4巻になっていた!
約一年前、1巻を読んで 買おうかどうか迷っていた漫画です。

4巻になって改めて読むと、これはもう即買いの勢いです!
タイトルが「ZOOKEEPER」というだけあって
舞台は動物園。

主人公である 動物園で働く 楠野香也は「温度が感知できる目」を持っている。
どんな風に見えているのかはわかりませんが、サーモグラフィーのような感じなのでしょうか。
まだまだ飼育員としては未熟な彼女だが、彼女の目を見抜いたくせ者の園長先生によって 期待されつつも無理難題をふっかけられては動物園のあり方や、問題について深く切り込みを入れてゆく そんなストーリーです。

何でもかんでもこの特殊な「目」に頼るだけではなく 基本的には 他のベテラン飼育員さんたちと一緒に 動物園をより良くしていく方法や 動物達が抱えている問題を解決していこうと する姿が一番最初に見えてくるので そこが良いと思います。
この特殊な「目」がある事によって、人格形成の時点で人とは違う着眼点でもって物事をみることが出来るみたいで この目に加えて 動物園に巣食う問題を次々と解決してゆくわけです。

ここで描かれている問題とは 資金不足や客足不足だけではない。
旭山動物園のように、「いかに お客さんに見てもらえる展示方法を考えるか」とか「動物本来の姿をいかに伝える事が出来るか」などももちろん あるのですが、そこから更に踏み込んで 都市化した野生動物の事だったり、安易に捨てられるペットとして飼われていた動物の事だったり 人間のエゴによって品種改良されてゆく動物だったりと その枠は動物園内を通り越して社会問題へと踏み込んでいます。

そこがこの漫画の深みを感じさせる所だと思います。
あともう1つ、主人公らが考えた「解決策」が必ずしも正義ではないと言う所。
どこかが解決すれば しわ寄せがくる所もある。もともと社会の仕組みとはそういうものです。
そこを真っ向から 描き出しているのは凄いと思いました。
それを告げる園長は凄い人。決して偉い人じゃない。いい人でもない。凄い人だ。

ベテラン飼育員さんが意外とイケメン(というかかっこ良い人)が多くて驚き。
みんな若そうだし。これからも皆でステキな動物園に進化させ続けて欲しいと思います。


これは本当にこの先が楽しみな漫画です。
同時に一人でも多くの人に読んで欲しい漫画でもあります。
ニックネーム 赤魚 at 00:18| Comment(1) | TrackBack(0) |
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Posted by magazinn55 at 2007年11月04日 05:02
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