2006年12月09日

G戦場ヘヴンズドア 全3巻/日本橋ヨヲコ

「G戦場ヘヴンズドア」というセンスある題名で、漫画家の話、そして面白過ぎる!という評判。
内容の想像が一切つかない!!

漫画家のお話で面白くなる想像ができないって、もしかしたら無意識のうちに私は漫画家と言う職業を
軽んじていたのかもしれない。

画家や芸術家にドラマがあるように、漫画家にドラマがあっても不思議じゃないはず。

こんなにドラマティックじゃないにしろ、世の漫画家さんもいろんな想いを込めて 漫画を描いているわけで、それも偏に我々読者のためなんだと思うと 感謝の意を込めたい気持ちになります。

漫画家を題材にしてる、若さ溢れる鬼才の話。
漫画家と言う立場から、「漫画」を芸術に押し上げた作品だと思います。

大物漫画家を父にもった主人公、町蔵が漫画を通して成長しゆく様が まずこの物語の一本の柱です。町蔵は長谷川鉄男と出逢う事によって漫画と向き合い、自ら漫画を生み出すまでなるのです。

漫画のせいで家族がバラバラになってしまったと言っても過言ではない長谷川一家。これは…きっとお母さんが一番辛い立場だったんだろうな…って思います。

一方、漫画のせいでバラバラになったと思い込んでいた 境田一家。
彼の家は漫画と言うものを絆にして強く繋がっていたわけでした。
それはお母さんも例外じゃないはずです。

町蔵は本当にいい男になった。
最初は本当にヒドい反抗期だったけど、目を見張るほどの成長具合。
いつのまにやら鉄男よりも全然いい男になりましたよ。
裕美子さんが「たまらないのよ」という気持ちがわかりますね。こりゃ。
髪型さえなんとかしてくれれば私がお嫁さんになるのにぃ!
てっきり私は 久美子は町蔵を選ぶと思っていました。
でも久美子が町蔵の方に言ってしまったら鉄男の夢を叶えてあげられる人がいなくなってしまいますからね。
それはいくら何でも可哀想過ぎる…彼にはやっぱり幸せになってもらいたい。

漫画家としての寿命を全うしてしまった鉄男、しかし最後に編集者になってるのも個人的にはなんだかなーと思いました。
それ以外に漫画と関わる方法がなかったのかもしれませんが…
お父さんと同じ道を選んだわけなんですね。
ただ、町蔵が成功してすごい人気作家とかになってなかったのは非常に好感が持てました。
でももしかすると鉄男が担当になったから これから奇跡的なことが起きる…という流れになっていくのでしょうか?

気になるのが、これを書いてる漫画家さんがいるってことなんだよね。
日本橋先生は一体どんな気持ちで書いてるのでしょうか。気になります。

これだけ内容詰まって3巻!
つまり過ぎてちょっと読んでいて息苦しく感じる所も多少…ですが、読めば読むほど新しい発見が出来る。そんな漫画だと思います。
ニックネーム 赤魚 at 12:10| Comment(2) | TrackBack(0) |
この記事へのコメント
この作者さん ちょっと気になってます。
絵が個性的ですよね。でも話題にはなっている作者さんですよね

もうすこし巻がのびたら読もうと思っていましたが読んでみようかな・・
Posted by 松方つくし at 2006年12月20日 00:31
G戦場ヘヴンズドアはこれで完結みたいなんで是非読んでみてください☆
こんなテンションでもし10巻とか20巻ものの長い話を描くとなると、個人的にはどうなんだろう…って思ってしまいます。
でもこの題材でここまでおもしろく描ける人って少ないんじゃないかなぁと思ったのでまだまだ未知の力を秘めてるような予感がします!
Posted by 赤魚 at 2006年12月20日 01:34
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