だいぶ前になりますが、以前杜真琴さんの「海よりも深く」を読んだ時に もうひとつ同じ題名の漫画がある事を知って、いつか読みたいなぁと思っていました。
もう順番待ちの漫画が多過ぎて読みたい!って思ってから何ヶ月も読めずにいる漫画がたくさんだー。
念願かなって読みました!
この作者さんの漫画は薔薇のためにを以前読んだのですが、とても好きでした。
なのでちょっぴり期待して読みました。
最初っからなんかちょっとずれた始まり方ではありました。
3年後に死ぬと予言され、それが主人公眠子なのか、十三なのかはわからない。
そこからなんかよくわからないまま眠子、十三、おばあちゃん2人での暮らしが始まるって流れです。
今回は薔薇のためにと違って主人公はさほど不細工ではありません。
でもまぁ性格がちょっと…って感じです(トロイというか、騙されやすいというか…)
あまり自分に自信がないタイプの人間みたいです。
後々その性格が幼い頃の家庭環境に問題があると言う事がわかるのですが、そこら辺を少しミステリータッチで紐解いていく様子は読んでいてかなりドキドキして、ページをめくる時間が惜しい気持ちでいっぱいでした。
ストーリーの流れみたいなのは好きです。
しかし途中で人の心が読めるようになったりと展開がとんでもない方向に進んでいったのは止めてくれーと思いました。
最初の静電気までは…まだ…許せた。(それでもどうかと思った)
なんでこんな非現実的なコトするんだろう…そんなコトしなくても面白いのに。
でも、心が読めることによって生まれた主人公たちのやり取りなんかは読んでいて普通に面白いと思いました。
それを差し引いても心を読める展開なんていらないと思うんですが。
薔薇のためにでもそうだったのですが、この作者さんが漫画内で登場人物と会話するの止めて欲しいです。
折角作者の意図や性格みたいのが(良い意味で)見えないのに、台無しです!
あぁ…勿体ない…。萎えるー。
本編には全く関係ないと思うのですが、六条さんと十三の言い合いはなんかすごかった。
よく覚えてないので適当にいると、女の人が働く事について。
「女は旦那と子供のために稼ごうなんて思わないだろう」って言葉にちょっと納得。
いや、これだけひっぱりだすとかなり男尊女卑な台詞に聞こえるかもしれないがそういうわけではない。一連の流れを読んでいただければわかると思いますが…。
そういえば私は自分が働くのに誰かを食わせようなんて思った事はないかなー。
まぁまだ結婚とか考えた事ないしね…。
私も女なので六条さん側の人間ですが、十三の意見の方が真っ当に聞こえるのが不思議。
っていうか六条さんが感情的すぎるのがいけないんだよ!
女の人が働くのは今じゃ当たり前の事だし夫婦間での役割とかはそれぞれ自由でいいと思うし、だいたいこんなのすべての人に当てはめなくちゃいけない問題でもないと思う。
考えさせられることではあったのだが、どうしてここで二人がこんなにも熱く論議する必要があるのかが私にはわかりませんでした。
土台は面白いのに所々「?」ってところがあるから結果文句ばっかりたれている記事になってしまっている!!
振り返ってもるとそんなにつまらない話ではないのです。
ただこれらがなんとか折り合いつけばよりよいお話になるのではないかと思っただけです。
薔薇のためにの感想はこちらです。
私は薔薇のためにの方が好きですね。海よりも深くよりも。
2007年05月19日
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