2008年02月11日

センゴク 全15巻/宮下英樹

今まで数多くの漫画たちと運命的な出会いはしてきたけど、これほどまでに忘れられない出会い方をしたのは後にも先にもセンゴクだけだろうと思う。

それまでは まったく興味なんかなかった。読む気持ちなんて1ミクロもなかった。
名前だけ何となく聞いた事があるくらいで、本当に本当に興味がなかった。

きっかけは友達からの
紹介(?!)
数少ない私の友達の一人、やっこさんの地元の本屋さんが何故かこのセンゴクを大プッシュしていたらしい。
他の本屋で言うと のだめ だったり おおきく振りかぶって だったりが並ぶような一番目立つところに、これらを差し置いて1巻から13巻まですべて平積み

センゴクをそこまで待遇よくしている本屋さんを 私は見た事がないぞ。
興味なかったせいで 見落としてるのかもしれないけど、全巻でないにしろ 平積みにされているところだって みた事ない。
きっとこの本屋さんのコミック担当の人はセンゴク大好きなんだね〜 なんて呑気に話しつつ、俄然興味がわいた。
この本屋さんの メッセージ受け取ってやろうじゃないの!って気持ちになった。

長い前振りでしたが ようやく本編の感想です。

面白さは想像以上でした。
ですが、これは面白さよりもこれは好きさが想像以上だった。
面白い漫画って言うよりも、私にとって 物凄く好きな漫画になったので、本当にこの本屋さんに感謝したい。ありがとうと言いたい!

ストーリーは戦国時代の日本を舞台にした歴史もの。
キャッチフレーズは「全ての常識を覆す超リアル戦国合戦譚」
その名の通り、定説とされている歴史とは少し違った出来事を書いている部分もあり、歴史にあまり詳しくない私はそれが他の説なのか、作者独自の解釈なのか そこら辺はよくわからない。でも、学校で習った歴史とはかなり違っている事は事実。

主人公は仙石秀久。
一応歴史上の人物らしいが私は全然知らなかった。
自分は割と歴史好きな方だと思っていたが、私の知っている歴史と言うのが
なんとかの戦い誰と誰の争い結果誰が勝ったその事によってこんな事があった
などと本当に流れしか知らなかった事を今更痛感した。
何故このような戦いが起きたか、どういう風にこの人たちは戦ったのか、そんなの一切知らなかったのです。
学校での勉強の上での歴史や、その他何となく見てきた歴史番組だったりとか小説だったりとか、そういうので固められた戦国時代のイメージは これを読んだら粉々に崩れ去りました。
戦いの結果だけを知っていると、どうも勝った方が圧倒的な力で制圧したような予想をしてしまうのだが この漫画に出てくる戦いは常にギリギリ。
気を抜けば負ける。少しでも采配を間違えば 首が飛ぶ。
実際はそんな戦いである事を 私はしらなかったのです。

見事に私の中の歴史観も覆してくれちゃったセンゴクでした。

でもすごいのはそれだけじゃない。
構成もさることながら 漫画としての面白さも半端じゃない。
こんなに泣いたの久しぶり。
戦いでこんなに鳥肌がたったのも、背筋がゾワッとしたのも 久しぶり。

信長様の一声にホンキでビビったり、奮い立たされたり、武将の名言に脳がキーーンってなったり もう世界への入り込みっぷりが半端じゃない。
少女漫画でよくある、脳内が漫画の世界から抜け出せない じゃなくて、が漫画の世界から抜け出さない感じ。

泣いた泣いたって言っていますがこれは漫画喫茶の受付でですからね。もちろんバイト中です。
ある程度物語に入り込まないように注意しつつ読んでこれだから家で読んだりしたらもう私どうなっちゃうんだろう?!って感じです。
ホント、主要人物が死ぬたびに泣いてました。
最初は久蔵のところ。
その間も ウッとくるところ何度も乗り越えてきましたが、一乗谷城の戦いに入ったらもう泣きっぱなし。
龍興が刺されたところから始まり、義景の自害、鳥居が捕まったところも止められなかった。
あと高徳院様は登場するたびに何故か涙が込み上げた。
そして仙石とお蝶の別れ
泣きに泣いたけど、どこかこれで良かったと思える自分もいます。

これは難しい戦いの話でありながら主人公が戦う理由はただひとつ、生きてお蝶に会うためという単純な理由で戦っていたから、そこが小難しくなくてよかったと私は思ってます。
途中何度もすれ違ってやっと再会して、でもまた引き離されて 中々二人で平和に暮らす事はできなくて 結局わかれてしまいました。

ラストは長政のインパクトが強すぎて、主人公の存在を忘れそうになりました。
この長政の所は本当に好きなエピソードです!

あぁ…もうダメだ…。泣くところあげてったら本当にキリがないし、心打たれた場面思い出してもキリがない。
とにかく とにかく 私はこの漫画が大好きになってしまったのです。
私にとってもう運命の相手なんじゃないかってくらいぐっときました。

第一部が15巻で終了という事で、現在は外伝を連載なさっています。
それが終ったら第二部が16巻からはじまるのかな?
どっちにしろまだまだこの世界は続くみたいなので嬉しい限りです。

この長ったらしい記事を読んで興味がわいた人がいらっしゃったら、とりあえず1巻、読んでみてはいかがでしょうか?
私はこれ全巻新刊でも即買いしそうです。
あぁ…本当に長い…ここまで読んでくださって本当に

ありがとうございました!
ニックネーム 赤魚 at 11:40| Comment(4) | TrackBack(1) |
この記事へのコメント
こんにちは。センゴクはもともと宮崎哲哉さんが大プッシュしていましたので読みたいなと思ってはいたのですが赤魚さんのこのプッシュレビューみて非常に読みたくなりました。


Posted by 松方つくし at 2007年05月20日 03:34
こんにちは!
つくしさんには是非読んで欲しいなぁと思う漫画です!
私の予想だと 多分お好きなのではないかなーって思います☆

本当に、この長い記事を読んでいただきありがとうございました!!
Posted by 赤魚 at 2007年05月21日 10:54
はじめまして、自分もセンゴクが好きな者です。
思わずレビューに見入ってしまいました(笑)。

元々はゲームから戦国時代に興味を持ったのですが、この「センゴク」を読んでからは武将に持っていたイメージがまた変わったと言う意味で結構衝撃を受けた作品です。

個人的にですが、これほど続きが気になるマンガは最近少なくなってきたので、今後の展開が非常に楽しみです。
Posted by at 2007年07月08日 21:46
はじめまして!いらっしゃいませ☆です

「センゴク」は、私も今まであったイメージすべてを覆された衝撃漫画でした。
同じ風にセンゴク好きに出会う事が出来て物凄く嬉しいです^^

今後楽しみですね!
気が早いですが、新刊が楽しみです!

よかったらまた遊びにきてください!
堀 さんのところにも遊びに行っちゃいたいと思います☆
それでは☆また
Posted by 赤魚 at 2007年07月09日 02:44
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