高橋ツトムさんの漫画は割と好きなのですが、ふと 完結してる漫画を読んでいなかった事に気がつきました。
ということで、「鉄腕ガール」読みました。
予想としては、ただの女の子が野球やる漫画だと思ってました。
まさかこんなに濃い内容だとは思ってもみなかったので唖然としました。
戦後すぐが舞台と言う事で雰囲気がどこかRAINBOWと似た感じでした。
そんな混沌とした時代に、女子の野球チームの宣伝のために集められた主人公トメたち。
そこから本格的に野球を始めていくので、私はてっきりそれが話の中心だと思っていました。
ただの女子の野球が、気がついたら日本を揺さぶる一大プロジェクトになっていく。
相手はアメリカ、もうこの時点で物凄い風呂敷の広げ方なのですが あくまで中心はトメなので、トメ目線で見た出来事として私も読む事が出来ました。
野球の漫画でありながら本当にトメが野球をするのは実は数回程度。
それでも「野球をしている」印象が強く焼き付いているのは 試合が、本当に見事だったからとしか思えない。
彼女らの試合に対する気持ちや、思い、それらが寸分違わず我々にも伝わっているからなのでしょう。すげぇー。
野球と同じくらいトメの人生で大事なのが克己。
克己はもう本当にかっこよくてかっこよくて…結婚したい男キャラランキング初登場4位!の勢いです。
でもそれよりもかっこいいのがトメちゃんだったりするのです。
この二人には本当に幸せになってもらいたかったのですが…
すれ違いが重なりまくって結局二人で生きていく事は叶わぬ夢となりました。
アメリカとの試合が終わると、話は第二部的なものになりただ野球をやっていたところからだいぶ変わってしまいます。
野球を中心に見てしまうと、少し失速してしまったようなきもするのですがトメの人生としてはここが一番の山場なのではないかと思われます。
トメはアメリカで…やりたい放題しちゃいました…見てるこっちが怖いですよ まったく。
ここでもう一度野球の試合が行われるのですが(といっても一対一)そこがもう少しドラマティックでも良かったのではないかなぁ…と思いました。案外あっさり終わってしまったので。
こんなんじゃぁすぐに死ぬよと言われていたトメですが、しぶとく生きています。
愛する人を失っても、人生はまだ続いていて、その中でまた新たな出会いや生き方を見つけられる事が出来るんだよなぁ…としみじみ思ってしまいました。
人生は漫画や小説みたく構成されているわけではないんですよね。
これは本当にたくさんの人に読んで欲しい漫画の一つです。
声を大にしておすすめだと叫びたい!
野球に詳しくなくても全然大丈夫です。
読んだ後、いろんな感情がわいてくると思います。
この漫画は重暗い話なのではなく、濃く深い話だと私は思います。
これは買います。
そして布教活動を開始します。
あともう一つ。
主人公のおかげで「トメちゃん」と言う名前が古いイメージから一新、強くてカッコいいステキな女性のイメージに変わりました。
すごい影響力です。
2007年07月07日
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