最近ボーっとしすぎなのか、新刊のダブりが多発。
MOON LIGHT MILEの新刊も二冊買っちゃた…あぁ〜痛手すぎるー。
そん中予想外の出費パート2!なんで高橋しん先生?!と本屋でビックリして、値段も見ずにレジに持っていっちゃいました。なんと!762円!
もしこの漫画がきみのカケラを読む前だったとしたら、購入に踏み切らなかったかもしれないけど、読んだ後だったので 衝動買いしても大丈夫だろうと思ったわけです。
気がついたらもう夏休みも終わりですー。
そんな昼下がりに読むには最高の漫画でした。
帯には
「世界的児童文学の傑作を高橋しんが大胆に繊細に翻案!」
と書いてあるのですが、そんな風に煽らなくてもいいんじゃないかな…。
トムソーヤをベースにしたお話でありますが、翻案って感じではない気がします。
夏目漱石の「こころ」を翻案された榎本ナリコ先生もそうだったのですが、こんなに大々的に掲げなくてもいいじゃーん。
実はそうなんですぐらいが丁度いいと思います。
特に今回はトムソーヤって題名になっているくらいだからわかるし、高橋先生色である事はわかるはず。
最初手に取った時は「装丁がキレイすぎる…」と思ったのですが中開いてキレイなのは装丁ではなくて高橋先生のカラーだった事に気がつきました。(もちろん装丁もキレイなんです。)
風景がキレイすぎる。
デジタル処理だと思いますが、それがいい!と言わせるキレイさ。
カラーだけじゃなくて、本編も風景がイチイチ キレイです。
田舎の夏休みの風景という事で、海や緑が満載!
主人公は お母さんが死んでしまってこの土地にやってきた女の子、ハル。
村の人から煙たがられていたお母さんの娘という事で、同じように馴染めずにいた。
そんな中でであったのが中学生の男の子、タロ。
ただの 一夏の少年達の冒険物語というわけではない。
主な目線は大学生の女の子。これがとても新鮮。
しかも自分と近いため、不思議な気分で眺めていました。
自分がもし参加するならこんな風になるのかなーなんて漠然と考えてました。
いくら中学生男子みたいだと言われても(お母さんからは私とその友人一味は中学生の男子みたいだと言われています。)同じように はしゃぐ事はきっと出来ないんだと思います。
だって、大人だもん。
でも今ってこんな体験している小学生中学生なんて きっといないんだろうな。
私の小学生時代の冒険と言えば学校の裏山登りだったり(今思うと落ちたら確実に大けが)防空壕探検だったり(今思うととても危険)してたけど、都会に暮らす子供だったら絶対にそんなこともなく過ごすんだろうなー。
やっぱり冒険は子供の専売特許。
多少危なくてもそこからいろんな事学んでいろんな体験ができるんですよねー。
あぁ…子供に戻りたい…冒険したい…危ないところ行きたい…
おや?これは現実逃避でしょうか?
もう私の夏休みはあと一週間もしないうちに終わります。
最後の夏休みが終わります
こんな悪口だらけの村なんかで暮らすのは嫌だなーっと思っていましたが、ハルが泣いて助けを求めた時も男衆の立ち上がりと言ったらかっこ良かったです。いやー、いい!
もちろんその後のばーちゃんもよかった。
都会では味わえないものです。
最初に装丁がすごくキレイだと言ったのですが、そのキレイな装丁を外すとなんとも感動的な装丁が飛び出します。
これはいい!久々感動した装丁!
高橋先生が巻末でおっしゃってたように「所有する喜びに溢れる装丁」です。
装丁において、最高のほめ言葉ですよね。
この装丁をなさった芥 陽子さんの名前はしばらく忘れないでしょう。
762円…ビックリしたけど損する値段じゃないです。その分、分厚いし。
今が旬!夏が終わるか終わらないかギリギリのところで読むのをお勧めします。
あと、昼に読むのをお勧めします(笑)
さて、来年の夏、また読むかな!
来年はどんな気持ちでこれを読破するのか、楽しみです。
不思議な漫画でした。
2007年09月08日
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