2007年09月16日

ドラゴン桜 全21巻/三田紀房

この漫画の連載が始まったとき、私は浪人生でした。
4月とかだったらまだ良かったかもしれないが、役に立つような事が書かれるようになったのは確か夏過ぎだった気がします。
あと一年早く連載が始まっていたら…私の受験に役立ったかもしれないのに!!と思っていたのを今も覚えています。
それからもう4年も経つんですねー。

連載が始まったばかりの時は、単純に
「東大に入るためのノウハウを教える漫画」だったのですが、読み進めるにつれて、受験だけでなくすべての事に通じる「タメになる事」が満載だったので 受験が終わった今読んでも十分タメになると感じられた漫画でした。

どうしても この…苦手だったのですが 途中から気にならなくなりました。
大体この漫画に限っては 絵はそれほど重要ではないので少しぐらい見ずらくても 癖があっても問題ないんです。
それに巻が進むごとに若干巧くなっていますよ。若干、多分。

この漫画で私が得た事はかなり多いと思う。
でもその中で本当に身になったものって実は少ないのかもしれない。
言葉を目で読んだだけですからね、私は。

この漫画読んでると自分も勉強した気になってしまう
それはもしかしたら言い過ぎかもしれないけど、読み終わった時 なんとも言えない達成感を感じたのです。
それは長い漫画を読み終えたものとは確実に違う類いの達成感。
単純な私は彼らと一緒に過ごした気になっているところがあると思う。

ヤバい!ヤバいぞこれ!!だって私は何もしてないんだよ!!

私が日々生きていて 気がついた事、教訓として持っている事、失敗から学んだ事、それらが違う視点から桜木先生によって言葉にされていました。
中には全く頭にはない事だったりした事もしばしば…
21巻の中に詰められたメッセージは膨大過ぎて一回読んだだけじゃ読み切れないし 考えきれない。
それらをしっかり自分の身になるまで消化したいと考えると、これは家にあってもいいと思う。
そうなると、ドラゴン桜は漫画としてではなく やっぱり教科書的な感覚で「面白い」といえる作品です。
東大を目指す事のない 私にとっても、必要な事はたくさん詰まってる。

果ては将来生まれる自分の子供への接し方のヒントとなるものもたくさんある。

スタートは水野と矢島を受験させようと声をかけるところ
ゴールは東大の合格発表。
結果は合格したか不合格したか、それだけ。

途中、彼らは悩んだり迷ったりイロイロするが 漫画上だと二人は勉強してるだけです。
恋愛なんかしてないし、勉強以外のところで悩んでいる暇はない。
つまりは、本当に勉強しかしていない。
それなのに 21巻も飽きずに読ませることが出来るってことは やっぱり漫画的にも面白いんじゃないか?と私は思います。

面白いか面白くないかはそれぞれ感じ方が違うのかもしれませんが、決して損はしない漫画だと思います。何度も読み返せる漫画です。

そういえば東大受験以前に学校再建の問題があったんだったねー。
そんなことすっかり忘れていました。

そこを考えるともう少し先生にスポットを当ててみたらどうか?と思います。
生徒に比べると先生の成長があまり感じられない。
そこも十分描ける範囲だったと思います。

本当は表現したけど 数字で現れていないからわかりづらいだけなのかな?
でも水野のように言動で明らかに成長しているってのはわかると思うし…。
先生方も多少変わっていたのだとは思いますが 生徒ほどの目に見えての変化がわかりずらかった。
成長したと思ったらやっぱりわかってない!っていう場面も多々あったし。
でも この状態で先生のフォローまでしていたらごちゃごちゃしちゃうのかなー。

それでも、この時点で読破後は十分満腹感を味わえる漫画です。
私は、漫画としても面白かったと思いました。
ニックネーム 赤魚 at 23:52| Comment(1) | TrackBack(0) |
この記事へのコメント
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Posted by 萩原陽一 at 2007年09月17日 12:59
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