2007年10月05日

宙舞 全3巻/原作 小林信也 作画 秋重学

この「宙舞」で 秋重学開拓は一区切りです。
残りは単巻の

僕の夏は泳げずじまい
ヒドく澄んだ瞳
愛と青春の成り立ち

の3冊のとなりました。
果たしてブックオフで見つかるのかしら…これらは…

「宙舞」の最終回は
リアルタイムで本誌で読んでいた記憶がかすかにあります。

ラストでアメリカでバスケをやれるって!どんだけいいバスケ漫画なんだ?!と思っていたら 全然違ってビックリ。

読み終わった印象としては イマイチかも…って思いました。あくまで秋重漫画の中では。
雰囲気やキャラなんかはやっぱり好きな方に入りますが、他のいい秋重作品を読んだ上で、これを読むと少しがっかりしてしまうかな。

「水の上を歩いた事がある」主人公、宙樹くん。
正直 本当にかっこわるい子です。
高校も卒業した立派な青年が地団駄踏む姿を見る日が来ようとは…情けな過ぎて目も当てられない!

彼が愛して止まないのが 「水の上を歩いているところを唯一目撃した」舞子ちゃん。
この子はとってもかわいい。そしてがんばり屋さん。優しい。なんと完璧な女の子です。
そんな優しい彼女ですらかっこわるいと感じてしまう 宙樹くん…

この二人の関係は 「奇跡で繋がれた特別な関係」という事らしい。
結局舞子ちゃんはこの特別な関係から離れられずにかっこいいMJくんをふって(直接ふったわけじゃないけど…)宙樹くんを選んだわけです。

どうも私はこの「奇跡で繋がれた特別な関係」がしっくりこなかったので入りきれなかったのかな?
感覚的過ぎて、自分も同じような出来事を共有していないと わからないのです。
ただでさえ超現実主義の私は こんなダメ男ほっといてしまえばいいのに と思います。
「彼がいないと飛べない」理由を、私はどうしても欲しがってしまうのです。

ラストはそんな感覚的な雰囲気に更に拍車をかけたものとなり 混乱しました。
舞子が頑張っているのはいい。
離れていても、お互いの感覚を共有する事で一緒にいられると思えるのも別にいい。

ただ、宙樹くん旅に出てちゃダメだろ!!!!!

いや、旅に出ていてもいい しかし彼も何か頑張らないとダメだと思います。
それを探してる旅なのかも知れませんが そうなら希望となるものを描いて欲しい。
なんとも宙樹くんが中途半端で生きているだけで終わったような気がして不安。

ついでに幻人くんカメちゃんがどうなったかもわからずに終わったので ちょっと悲しい。

多分、この漫画がダメなんじゃなくて 私と特に相性が悪かっただけだと思います。
とは言ってもすぐに手放したくなるような漫画でない事は確かです。
ニックネーム 赤魚 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) |
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