数あるきくち正太漫画の中でも個人的に一番おすすめしたいのが
この漫画「おせん」です。
きくち先生の漫画の王道とも言えます。
古き良き日本の文化継承の集大成!
「ここに来ればホンモノに出逢える」と言われているのが 「一升庵」
ここを舞台に若女将である おせんさんが イロイロな出会いを通して 伝統や文化などを話してくれる 言ってしまえば蘊蓄モノです。
もう、おせんさんがとにかく魅力的です。
かっこ良くて 私は本当に本当に二次元ですが 憧れます。
極端な考えをもった頭の固い人々相手に おせんさんが目から鱗を連発させるという ムカつく相手をけちょんにするという要素もありつつ、話は展開されていきます。
当のおせんさんは、自分の価値観をまっとうしているだけ。
まっつぐに生きているだけなのです。
一升庵で出逢える「ホンモノ」とはこんな風にまっつぐな気持ちで拵えられたものばかりです。
料理はもちろん、器などなど。そこで働く人間だって例外ではありません。
一話一話が勉強続きで 無駄な話など1つもない。
「一升庵」と言う所柄、食べ物についてのお話はたっぷりなので 食いしん坊さんにはたまらないはずです。
今では忘れそうになっている旬の食材や 昔ながらの作り方で作り続けるモノたち。
今の生活をしていると、漫画からでしかこういうのを学ぶ事が出来ないんだなぁと思うと 少し悲しい気もしますねぇ…。
多分、これはきくち先生の「価値観」であって、こういう暮らしがいいんだ!ということではないと思います。
モノの側面を知った上で 自分の価値観を見いだせればいいなぁと 私はこの漫画を通して思いました。
今ある自分の暮らしに すこしだけ モノを深くみる心や 大切にする心、生活の文化やしくみ、学んだ事は数知れず…学んだというか 学ぶきっかけを与えて頂いたという感じですね。
さて、そんなおせん最新14巻のラストでは、おせんさんの爆弾発言が飛び出しました!
今までそんな事聞いた事もなかったぞ?!どうなるんだ?!
おせんでは珍しく物凄い気になる終り方をしていました。
いつも以上に次の巻が待ち遠しくなり、苦しいです。
内容的には万人に読んで欲しい漫画なのですが、絵がやっぱり特徴的で、見づらいと感じる方もいらっしゃると思います。
私はこの絵が好きな方なので 内容も相まって好き度が増しているのですが…
絵が苦手な人にとっては内容どころではないでしょうしねぇ…勿体ない
かと言って絵を一般向けにすればいいか?と言ったら それは絶対にやってはダメなことなので 布教活動もそこそこにひっそりと楽しみたいと思います。
未だかつて家族以外でおせんが好き!って人に出逢ったことがない…
我が家は家族全員がおせん好きで、新刊が発売するたびにみんな本屋に走るので 毎巻2、3冊家に集います。
今回は前日に集まって誰が買うかを決めて 他の人は絶対に買わないという約束をして23日を迎えました。
そんな赤魚家のひとときでした。
2007年10月24日
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