小学生の頃、ずっと夢見ていました。
いつか東京大学物語を全巻部屋に置ける日が来る事を…。
金銭的にも問題があるのですが、何より 当時 東京大学物語=エロ本 といっても間違いではないくらいな(小学生目線からは)認識でしたから 部屋に置くなんて夢のまた夢だと思っていました。
叶いました(笑)
それは思っていた以上に簡単な事でした。
なんと、 夢は総額3750円!(33巻まで=100円、34巻のみ350円)複雑…。
スピリッツを愛読し続けていた私は 途中から東京大学物語を読み続けていて、もちろんオチも知っているわけなのですが 小学生の私が エロに隠された 一連のメッセージなんぞわかるはずもなく 全部読む事によって 驚愕するのです。
頭が良いがプライドが高くて 何でも一番ではないと気が済まない主人公、村上直樹と 頭が良いがプライドがなく、ちょっと変わっているが その愛の深さは計り知れない女性、水野遥 を中心とした 東京大学を舞台にした物語です。
オチがオチなだけに 遥ちゃんの性格は微妙…。一応、33巻分の彼女の性格はこんな感じです。
最初は村上直樹の成長物語という流れ。
遥ちゃんと付き合う事によって暴かれてゆく自分という人間に向き合ったり逃げたり しながら同じ所をグルグルまわっていたりしながら 少しずつ成長してゆく直樹。
その様子はまさに今同世代である私としては他人事ではない気がしてしまった。
直樹や遥、真紀や英里ちゃんと自分を比べては 自分なりの答えを探す旅を 漫画を読みながら続けていました。
後半はSMによる自己開発?もう…どうして良いのかわからない…。
書こうと思えばいろいろ自分の意見を書き連ねたくなるようなテーマの連続で 何をどう書いていいのか全然わかりません。
遥ちゃんや直樹と自分を比べながら 自分はどうなんだ?と読んでいたわけなのですが 結局の所私は彼らほど「能力の高い人間」じゃないから 目の前にあることを一生懸命取り組めば良いんだ、ということがわかりました。
例えば遥ちゃんだったら あっという間に卒制の企画なんか考えて あっという間に完成させてしまうでしょう。
一方私は あっという間には出来ない。たくさんの人の助言などがないと出来ません。
それは努力の差などもあるかもしれないけど 能力の差なのです。
能力の低い人間は 勉強が全てではないと思う以前に、物事を行う事に対して 努力をしなくてはいけないと思います。そこをはき違えちゃいけないな…と。
SM調教の話は単純にためになりました(笑)
これはどうなんだ?普通の人はこの話、どう感じるんだ?
エロと括られるものは全般的に興味のある私としてはSMはそこまで異常なことではなく、それをこんな風に深く説明してくれたので なるほどなーと感じるだけで終ったのですが…。
SMの話を聞くと、この「東京大学物語」自体がすでにSMで構成されているような気がしてきます。
上げて落として期待させておいて、それは現実ではなく妄想で…の連続。
かなり手のひらで翻弄されていました。
最後のユメオチ(というか妄想オチ)も「手のひらで転がされていたんだな」と思うと 別に怒りとか感じないのですが 賛否両論ですね。
だったらどんな最後が良いんだ?これは…。逃げていないラストってどんなもんなんだ??
私は遥ちゃんが実際は全然違う性格かもしれないって知って、更に考える余地を与えられて また江川先生にやられた!って気持ちになりましたよ。
長年固執し続けた漫画だけあって 一筋縄ではいきませんね。相当凄い漫画だと思います。
おすすめとかそういうレベルではないし、これを読んだ感想が↑このような感じで もしかしたら 私はお友達を減らすかもしれない…。
これはもう 東京大学物語を今全部読みました。とりあえずこんな風に思いましたってことが記せればそれでいいや…。
それにしてもかっこいいのが河野くん!
私は河野くん&瞳が好きでした。この漫画では比較的ノーマルな人間。
ノーマルな人間ほどヒドい扱いを受けている すごく不条理な漫画ですね。
河野くんは顔はカッコいいのに体が異常にでかくて いつも全身図が出ると笑ってしまいます。
あれ…実際だと何メートルよ…?背。長身というレベルではない気がします。
読み終わる頃には何が何だかわからなくなってしまう…そんな漫画でした。
山本直樹の「ありがとう」と江川達也の「東京大学物語」、この二つが私の漫画人生の始まりだと思うとぞっとするわ…。
2007年11月12日
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この漫画、私も結構好き「でした」
でも、最後の最後で、評価が180度変わってしまった残念な漫画の一つです。(個人的な意見です)
実際、漫画を読み始めた当初、冗談で、「最終回が、村上の顔アップで、『この間0.02秒』とかだったりしてw」と言ってたのが、ほぼそのような結果となって、すごく残念でした。
楽しく読んでいたからこその、無念だったのですけど。
オレはこの漫画で一番ココロに残っているのは、
『好きの反対は嫌いじゃなく無関心だ』
ってところですかね^^;
コレって本当、その通りだと思います。
ラストは、本当に賛否両論ですねー。
私も『好きの反対は嫌いじゃなく無関心だ』はグサッと刺さりました。
じゃぁ普段自分が「嫌い嫌い」言っている人間ってどうなるんだ…?とまた自分と比べて思考を張り巡らせていました(笑)
その通りですねー。
こんな風に考えられる事が端々にちりばめられているこの漫画、どうせなら本当に世に評価されるラストで終らせて欲しかったなぁと思います。勿体ないです…。