2007年12月23日

プライド 1〜8巻/一条ゆかり

一条ゆかり先生初体験でした。

またしても後悔。
もっと早くに読んでいれば良かったーと思える漫画です。
今年も後少しで終わるという所で
こんなスバラシイ漫画と出会えました。

主人公は 今は亡き有名なオペラ歌手を母に持つ資産家の娘 麻見史緒
音大の声楽科に通い、彼女もまた母と同じ道を目指す。
そしてそんな彼女の家にハウスキーパーとして出会ったのが 緑川萌
彼女もまたオペラ歌手を夢見てバイトをしながら学校に通っていた。
そんな性格も全く違う二人が出会い、互いの才能や境遇に嫉妬する。

題名の通り「プライド」が重要な話ですね。
この漫画での「プライド」という言葉は私が抱いている「プライド」のイメージとは少し違っている様に思えました。
プライドが邪魔して 行動が制限されるくらいなら プライドなんか捨てて 少しでも多くのものを体験した方が良い、というのが 私の考え。
でもここで史緒が持つ「プライド」とはそういったものではない。
まさに「誇り」個人的にはそっちの方が言葉としてはしっくりくるかな。

「気高さ」「品位を汚さぬ立ち振る舞い」「誇り」

一方そんな「プライド」を捨て、のし上がろうとするのが萌。
なりふり構わず 勝ちにいこうとする姿勢は もうそりゃー読者の反感買いまくりだろうなぁと思います。

個人的にはプライドを捨てた萌のやり方は間違っているとは思いません。
もし、将来彼女が成功して「若い頃はなりふり構わず 上だけを見て頑張った」という言葉を残したとしたら それはまぎれもなく成功者の言葉になるのです。
彼女が史緒のようになったとしても 成功するとは限りません。
むしろ彼女のあの境遇が 魅力ある表現の一部となっているのですから。
今のままだといつまでたっても苦しいままで歌い続ける事になる彼女 なんとかしてやりたいものです。

と、萌の肩ばっかり持っているようですが 私も圧倒的に史緒の方が好きです。
カッコいいじゃん。すごくかっこいいよ。
お金持ちのお嬢様なりの 世界がここにあり、という感じですね。
最近は圧倒的に萌のような立場の子を主人公にして成功させるケースが多い中、モロ金持ち、恵まれていた境遇、そしてコネありまくりな彼女を主人公に持ってきてあれだけ嫌われないのはすごい事だと思います。

この「プライド」を読む事によって 私には「プライド」を捨てるどころか 持ちさえしていなかったんだーという事がわかりました。

萌ちゃんは何とかなって欲しいけど やっぱり史緒によってけちょんにしてもらいたいなぁというのが本音。
そして神野さんとうまくいって蘭ちゃんはこのまま苦しめばイイとおもう。
そんなドS心炸裂な目で期待しつつ読んでおります。

この先の展開はどうなるのでしょうか?
いつか神野さんから離れてしまうんだろうな…と思うと私は胸が痛いよ。神野さん泣いちゃうよ。

一条ゆかり開拓も始めたくなったクリスマスイブイブイブでした。
ニックネーム 赤魚 at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) |
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